おでこに桜の花びらついてあげるよ

他でもない君でこんな始末になってる人のブログ〜ふまとたまと時々わたし〜

『星に願いを』

 もともと好きな曲ですが、先日のLIVEでとても印象に残った曲なので思い出に。

 

 玉森さんと宮田さんによるこの曲は、彼らの珠玉のラブソングであり、集大成のような存在だと思います。

2015年、私が初めて参戦したLIVE『KIS-MY-WORLD』で彼らは結婚式を挙げました。

言うなればその続編。2人の未来。2015年のドキュメントで”次はディープキスとかじゃん”と言っておきながら、そのラブラブすらも通り越したさらに先の愛の形を見ることになるとは。

 

 

 

 

 (宮)

写真の中に写る君 

流れ星が最後に光るような眩しいその笑顔を振りまいて

星になってしまったね

 

(玉)

一度だけの短い台詞

それなのに強く暖かい言葉

嘘なんてつかないあなただから余計嬉しかったよ

 

 

 

(宮)

永遠よりもずっとずっと長く

君のことを思い続けるよ

例え生まれ変われたって僕は君を選ぶんだろう

 

(玉)

一秒よりも短くていいから

その頬に触れさせてそっと

せめて叶わないのならば月明かり強く光れ

 

 

 

(宮)

夜空を眺めて Thinking about you

涙まだ枯らすことができないよ

今夜はサイレントナイト 

でもそうじゃない夜だって見上げてるいつも All night long

 

(玉)

夜空に浮かんで Thinking about you

君の涙が胸を締め付けるよ

今夜はサイレントナイト

曇り空の夜だって見守ってるいつも All night long

 

 

 

(宮)

ねぇもっと幸せにできたかなって

もう君の答えは聞けやしないけど

今夜はサイレンナイト

でもそうじゃない夜だって見上げてるいつも All night long

 

 

(玉)

ねぇ私なんかでよかったのかな?

ほんの少しだけ考えてしまうよ

今夜はサイレントナイト

雨の降る夜だって見守ってるいつも All night long

 

 

 1番は宮田さんのみ、2番は玉森さんのみという斬新な歌割りですが、残された宮田さんと天国の玉森さんの歌詞が対称的になっていてとても素敵なので並べてみました。涙が枯れない宮田さんを見て胸を締め付けられる玉森さん。空を見上げる宮田さんと、空から見守る玉森さん。この姿を想像しただけで胸が苦しくなります。"永遠よりずっとずっと長く"、"1秒より短くていいから"の正反対の時間的表現も素敵。

LIVEでは歌詞同様玉森さんが亡くなってしまうところから物語が始まったのですが、2人の写真を見つめて切なそうに歌う宮田さんと、ステージ上側に現れて真っ白な衣装で切なそうに歌う玉森さんを5万5千人が固唾をのんで見守っていたと思います。

 

 お互いに同じくらい強く想い合っていたけれど、もっと幸せにできたんじゃないか、本当に自分でよかったのかと、強く想い合っていたからこその疑問。文面では後悔のようにも捉えられるけど、2人は後悔はしていなくて、お互いにお互いが言うであろう答えも分かっているけど、確かめたいのかなぁ、強い確信がほしいのかなぁなんて思ったり。

 

 のちに2人は同じステージで踊るのですが、歌詞にあるように触れたいのに触れられないようなもどかしい演出。玉森さんは真っ白なヒラヒラ衣装に裸足で、星になってしまった触れられない”存在”が尊くて尊くて…。2人が1フレーズずつ交互に歌う大サビがあり、歌詞にも明るい兆しが見え、最後はやっと抱きしめることができたのに、暗転した後にライトが着くと玉森さんがいなくなっているという…。フルでないと成り立たない曲ですが、LIVEではそれを綺麗に活かして、今までにない素敵な演出でした。

 

  2人で歩んだ人生を懐古するような2人の自然な笑顔の写真も流れて感動してしまいました。実際にも、玉森さんのあんな柔らかい表情を引き出せるのは宮田さんだけだと思っています。宮田さんが男性的役回り、玉森さんが女性的役回りのよさも、今ならずっとずっとわかる気がする。そして、ずっと思っていたのですが2人の声ってなんか似てるんですよね。協調性のある柔らかくて優しい優しい歌声。心地が良いのです。2人で歌っているのは分かるけど1つの声に聞こえて、とても不思議。

 

  ちなみに、玉森さんの「せめて叶わないのならば月明かり強く光れ」のフレーズが好きです。文字で表現すると「叶わないのならゔぁ」のような、歯を食いしばってるような、ねっとりめの歌い方。あと「運命の扉を開こう」のフレーズは「うんめい」って平仮名表記できそうな可愛い発音で好き。

  玉森さん、あまり通らない声だと思っていましたが、LIVEのバラード曲は玉森さんの声が断トツで聞こえてきます。きっと本当に本当に歌が上手くなった。MC後の座ったまま歌う曲ではそれが特に堪能できるから嬉しいのです。この枠の曲はLIVEの中でも生で歌ってる感が引き立つ音響になるんですよね…。2年前は玉森さんのソロ曲候補でもあった私の大好きな『夕空』がその枠で、玉森さんのその歌声を聴くためにLIVEに行ったと言っても過言ではない…。冬コンは『ソライロ』でした。この曲も本当に好きなので嬉しかった。

 

 この2人の集大成と思っていながら、彼らの曲はまだ2曲。7人では組み合わせのパターンが多くて回ってくる頻度は低いかもしれないけど…新曲楽しみにしています!

 

 

(2019.01追記:雑誌で2人が言うには3部作のうちの2作目らしい)